厚生文教委員会要約
この審議メモは平成19年7月5日に行われた厚生文教委員会の中から、図書館関係の審議のみについて、江口が作成したものであり、不完全であることをご了承ください。参考になれば幸いです。
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【委員長】
執行部から改めて補足説明をしたいと申し出あり。
【生涯学習部長】
今回の提案に当たり、本会議場ならびに本委員会において、図書館の指定管理者導入は合併協議の指定管理者制度導入のプロジェクトチームで平成19年度以降として決定されていたと答弁していたが、そうではなかったことをお詫びする。
指定管理者導入の経緯だが合併期日前までが短期間であったため、今回電算に伴う事務量の増加を考え、合併時のシステム導入は、導入済の4館のシステム統合を図るということで18年度予算化し作業。このシステム統合を並行して、指定管理者の導入に向け住民から要望のあった祝日開放や、それから時間延長によるサービスの向上、また雇用の確保という観点から指定管理者の導入を図ることを検討し、今議会で提案をさせていただいてる。
これからの図書館像をどう検討し、どのように考えているのかという質問だが、図書館は出版物やインターネット上の情報など、様々な資料や情報を分類、整理、保管し、案内、提供するとともに、あらゆる情報を1箇所で提供できるワンストップサービス機関であるということを目指している。この実現に向けいち早く情報提供できるように図書館システムの統合を図ってきた。穂波、頴田図書館につきましては、図書の整理とともにバーコード張替えや蔵書のデータの作成などを検討し、実施。図書司書の資質の向上を図るため、システム会議や利用者サービスに向けました研修も実施してきた。
図書館法第3条の図書館の根幹に対しまして、市はどう関わって行くのかということについては、図書館法第3条につきましては、図書館の根幹をなすものと認識。指定管理者に対し個々の業務に関し、実施状況を事業報告等で確認、点検し、改善すべき点があれば必要な措置を講ずるようにしていく。具体的には個別引継ぎ事項として対応したい。
本日配布の資料は、議案の提案に対しまして、市としての考え方、またそれを担保するために仕様書への記載事項や選定評価書の該当事項としてその考え方を整理したもの。
【江口】
社団法人日本図書館協会の『公立図書館の指定管理者制度について』、図書館協会政策企画委員会の『指定管理者制度を検討する視点、よりよい図書館経営のために、試行版の活用について』の2点について資料要求したい。(配布)
指定管理者制度の導入に際し、合併の前に方向性の決定があったという点は撤回があったが、これは今回の議案の前提が崩れたという点で大きなものがあるだろう。次に図書館運営協議会の役割とは何か。
【図書館長】
図書館協議会とは、図書館法第14条に規定され、図書館の運営に関し、館長の諮問に応ずるとともに図書館の行う図書館奉仕につき、館長に対して意見を述べる機関。
【江口】
指定管理者制度導入が、この図書館運営協議会に諮られていないが、この運営協議会は、合併の後いつ開かれ、どのような審議があったのか。
【図書館長】
18年10月、19年3月の2回の会議が開かれている。18年10月の会議では辞令交付、会長・副会長の選任、17年度の利用状況報告、18年度事業の説明、それに図書館システム統合に係る休館についての説明など。3月の会議は、19年度図書館事業案の説明の後に各図書館の視察。
【江口】
この指定管理者制の導入は、ある意味図書館運営の岐路。19年度図書館の事業の説明の際に、キチンとやっておくべきものだったのでは。
【図書館長】
私どもの配慮が足りなかった。
【江口】
図書館運営協議会は、条例で置かれている附属機関だ。キチンと市民の声等を入れることが必要だから、大切なところだから条例でで設置されているのではないか。
【図書館長】
そのとおり。
【江口】
附属機関があるところに関して、通常議案を出されるとき、附属機関の審議を経ずして提案されることはあるか。
【企画調整部長】
審議会、協議会等が設置されている場合は、そういう重要事項につきましては審議会の方である程度かけまして、そして議案として提出させていただくのが基本的、一般的なやり方。
【江口】
この場合はどうか。
【生涯学習部長】
運営協議会に諮っていないことは事実。早急に運営協議会にはかり説明理解を求めていく。
【江口】
早急にということではなく、本来この議案を出す前にすべきだったのではないか。
【教育長】
言われるとおり。提案の前に運営協議会にはかるべき内容。反省している。
【江口】
本来なら議案を撤回すべきだったと思う。平成19年3月には指定管理者への方向性は見えていたのではないか。行革の方ともいろいろやり取りをされただろう。どのような経緯で導入に至ったのか。
【図書館長】
平成18年12月25日の行財政改革推進室調査で示された選択肢について、飯塚、筑穂、庄内の指定管理者導入、穂波、頴田の検討を選択。また平成19年1月23日の行財政改革推進室調査に対し、条例改正を6月議会に提出する旨回答。平成19年4月23日の行財政改革推進室調査に対し、条例改正の6月議会上程を前提に飯塚、筑穂、庄内の平成20年度当初の導入の旨回答。またこの図書館の考え方について平成19年5月7日の生涯学習部の部内協議で報告、協議。
【江口】
去年の12月の段階で指定管理者を入れようという方向性は見えており、本当はそこからやらなくてはならなかった。遅くとも3月の運営協議会にはお話をして、そこで収まらない話であればもっと多くの方々に呼びかけてやっていただかなくてはならなかった。図書館サイドの力が弱かったというのは現実として否めない。また、附属機関の話に関しては教育委員会側が出そうとしても、市長部局でこれは止めなくてはならなかった。
選書について、先日の委員会の中で、選書の継続性について話があった。また今日の補足説明の中でも、指定管理者制度導入については、雇用の安定性のためというお話があった。選書の継続性のため、司書は指定管理者になったところに継続雇用をお願いするというが、仕様書でうたえることかうたえないことか。
【生涯学習部長】
仕様書に努力義務という形でうたっていきたい。
【江口】
私は出来ないと思うが。
【生涯学習部長】
仕様書の中に盛り込むと思っていましたが、仕様書の中には謳えないので、撤回させていただきたい。
【江口】
そのとおりだ。今日出された資料にも、この点が書かれている。指定管理者交代の問題。ここにも「法的な拘束力はありませんが、図書館員の継続を要請することになります。選定の評価対象につながることであり、慎重を期して判断いたします。」とあるが、ここもやはりぶれてくる。今、おられる方々の雇用も確保したいという気持ちもわかるが、現実として非常に厳しい。現実、指定管理者が導入された事例の中で行われておるのは、図書館の司書のパート化。時給700円とかいう募集がいろんなところであっている。それも短期間・短時間。介護問題でコムスンの問題などがある。介護に関わる方々の離職率は2割。月給13万円、厳しい労働で続けることができない。今の方々も、ある意味、それに近い部分があるかもしれない。やはり不安定な中で頑張ろうと思っても、頑張る意欲を持ち続けられない現実もある。だからこそ継続雇用を、と思われたと思うが、現実としてそれが確保できない可能性が非常に大きくあるj0ではないか。
【生涯学習部長】
確約ということは出来ないが、県内の実態を聞いた時には、引き続きという雇用の問題が出ており確保させていったという経過もありるl。
【江口】
次にコスト試算について、指定管理者の導入で、幾ら安くなるのか。
【図書館長】
大まかな試算だが、人件費で約20%程度、管理委託料を含めた全体的な予算の中で、約7%程度の経費削減が可能と考えている。しかし、まだはっきりしていない点もあり具体的な試算の検討を進めていく予定。
【江口】
浮いた経費はどのように使うのか、ほかの図書館に振り向けられたり、蔵書の強化などに使われるのか。
【図書館長】
まだ考えていない。
【江口】
ここもまだ、不明確。次に導入を決定した場合、どういったところが、この指定管理者に対して応募すると考えているか。
【生涯学習部長】
公募であり、今のところどういったところ、ということは私どものほうでは把握していない。よその事例を見たときに、公募したときに7社とか9社あったという報告は受けている。
【江口】
他の事例では、どのような団体、事業者が手を挙げているのか。
【生涯学習部長】
図書館の専門のそういう事業、あるいは財団、施設協会とか。前回の資料を参考にしていただきたい。
【江口】
もともと図書館に本を納品していたところから発生している流通系の株式会社がありますね。図書館流通センターとか丸善とか。そういったところが乗り出してくるケースが一つ。財団など、今まで管理委託をしていた第3セクターが乗り出してくるケースが一つ。それとNPOなど地域の方々が立ち上げてやるケースがある。ほかに考えられないか。
【生涯学習部長】
今のところ想定はできていない。
【江口】
今、このように不況の中、このままでは駄目だということで、新しく進出先を探しているところがいっぱいあり、そういうところが出てくるケースもある。だけど、図書館は、教育施設。本当に公募でどこが入ってくるかわからないという恐さもある。
続いて、先日の委員会の時に、利用者やボランティアの方々に対して理解を得ることに努めたいという話があったが、この委員会に至るまで、どのような努力をし進展があったのか。
【生涯学習部長】
前回の委員会後、土曜・日曜にかけ、ボランティアの方、図書館運営協議会委員の方等、7人から8人くらいに面会し意見を聞かせていただいた。その意見としては、まず指定管理者導入自体がわからないという方がおられたが、説明しわかりました、というご返事を頂いている。それを受け、早速、11日に図書館運営協議会を開催することとした。ボランティアの方については、十分説明がなかったので不安を述べておられたので、10日にボランティアの集いがあるので、意見交換をさせていただくようにしている。
【江口】
全ての方々が納得したわけではないですね。どうでしょう。
【生涯学習部長】
先ほど申し上げましたように、全ての方が納得ということではないが、私どもの説明に対しては理解をしていただいたものと判断いたしている。
【江口】
お話しを聞いたけれど、まだまだ不安が残っているとも聞く。また、本来、前にする作業を後にしてしまっては、信頼関係という部分もあるし、指定管理者自体について多くの方々が知らないのが現実。
頴田と穂波の問題についてどのような検討になってますか。
【生涯学習部長】
公民館、郷土資料館にそれぞれ併設の施設となっている。今後の公の施設のあり方検討委員会の中でその方向性を見出して生涯学習部内でも今後検討を加えていきたい。
【江口】
2館について、これから先どうなるかという心配をしておられる方、いっぱいおられる。5館のうち3館指定管理者になるが、途中から指定管理者に追加でお願いするのも、変な話。やるなら最初から5館でいくべきだし、その方向性を決めた上でやるべきだと思うが、順番が逆になっていないか。
【生涯学習部長】
穂波・頴田につきましては継続して図書館として運営することも想定しているが、その場合、指定管理者導入だと条例改正等の手続きも必要になってくるので、当面直営で維持するというような考え方を持っている。
【江口】
今回サービスの拡充をしたいといわれて指定管理者の導入を決められている。一番弱いのは頴田。予算特別委員会でもずっと言われた。このままの厳しい状況の中でやっていくのか。穂波も厳しい。やっぱり館自体をどうやって運営するか。全体像を先に示すべきだ。そうしないと、本来一緒に行こうというような話しをすればもっともっときちんとしたサービスが提供できる形になりえるのが、今回こうやって3館先に行ってしまうと、あとの2館は追いつくのが厳しい。
【教育長】
穂波と頴田を置いていったような感じがするが、指定管理をするときに一番条件的に館として独立しておったその3つを先にやるということであり、残ったところは直営という形で今回考えている。こちらとしてはとにかく住民サービスを向上させるということを大前提で入れるわけであり、当面独立している3つで始めていったということ。
【江口】
施設が併設になのはコミニティセンターも同様であり、頴田、穂波と条件は一緒だ。あり方検討委員会の検討事項は、施設種別ごとの統合整理の見直し方針、存続、統廃合、譲渡等、公共施設の有効利用活用、市民サービス向上に向けた施設運営の改善方針、直営継続施設の管理運営の抜本的な見直し、受益者負担の基本的な考え方についてと多岐にわたる。図書館も、当然このような場所で検討されるべき。また、図書館の利用者が本当に幅広いことを考えるならば、今回に関して言えば本当にこれから先の飯塚の図書館をどうやるのかというものを含めた中での議論を図書館運営協議会を拡大した上できちんと機関を作ってすべきだった。保育所に関しては付属機関で立ち上げて審議している。同じように、これから先どうするの、という部分をきちんと話をした上で、やるべき。そうでないと頴田、穂波の方々はうちは切り捨てられる、という不安を解消できない。現実に執行部の方とお話をする中で「頴田はなくなるだろうね、」といわれるかたもいる。だけど、本当にそれがいいのかどうか、それこそ協働といわれる齊藤市政でだからこそ、それをきちんと考えた上で進めるべきだ。
子どもの読書活動推進計画について。選書の基本となるところであり、大人の部分も含め、選書の計画等について先の委員会の中では大切なものであり、仕様書にも盛り込もうという話があったが、きちんとつくった上で盛り込むと考えているが、どうか。
【生涯学習部長】
子どもの読書活動推進計画は図書館にとどまらず学校も含め幅広い分野にわたっているため、今後関係部署とも子ども読書活動の推進に関する法律の趣旨に沿って協議、調整しながら検討してまいりたい。
【江口】
それでは市民のかたがたの不安は取り除けないのではないか。利用者の方々が不安に思っています。努力をされていたというが、まだまだ見えない部分があり、昨日追加の署名を出した。前回と合計して市内外合わせて4503名。市民の声について、利用者の声、また、未利用者の声ですね。図書館を今使ってない人の声、意見をやはりそこらへんまできちんと考えた上でやらなくてはならない。今回の議案も市民サービスの向上を考えて出されたんだと思うが、実際に図書館のサービスとして何が求められているのか、そしてこれから先何をしなければならないのかをきちんと考えた上でやらなくてはならない、そうすると市民の皆様に対して図書館に関する意見を聞く、アンケートをする、公聴会をする、といろんな事をやらなくてはならない。指定管理者導入までにやらなくてはならないと思っている。今日の質疑の中で、運営協議会をやってないことでの問題点を指摘した。そして、先日の委員会では、条例自体に、3条の設備のところですね。指定図書館の設備に関すること、ここでやはりまだ不具合がある。条例自体の不具合があると指摘した。また合併の前の協議の段階でこの指定管理者の導入が決まっていたという本会議でも延べられていた大きな理由が崩れた。コスト試算もまだまだ不明。あり方検討委との整合性も取れていない。市民のニーズの把握もなされていない。ボランティア団体との協議もはこれから。図書館運営協議会もこれから。そういったことを考えると、今の段階でこの議案について、とても賛成することはできない。
===休憩・懇談会===
【江口】
この議案自体を賛成、反対と言うに至るまでには、もう少しキチンとした議論を進めなくてはならない。行政側の努力のあり方、そしてまた市民の方々のご意見等を十分この委員会審議に反映させなくてはならない。この議案は、継続審査としていただきたい。
【委員長】
江口委員から継続審査の申し出があり。継続審査とすることにご異議ないか。
( 異議なし )
ご異議なしと認める。よって、議案第84号ならびに請願第1号以上2件については、継続審査とすることに決定する。